
砲 投稿日:2018/12/25(Tue) 19:17 No.94
女医から少し離れた対面に震える両手が見える。
右手の親指、人差し指で青いフィルムのような物を摘まんでいる。
あれが、スカトールだろう。
よく見るとまだらに茶色が付着している。
ここからの角度的に見にくいが、付着量は多いとみた。
左手には先程、引っ張りだされたばかりのお宝。
白色の上になぞられた、黄色と茶色のコントラスが実に合う。
何回見ても飽きないし、感傷に浸れる。
一種の芸術作品と言ってもいいのではないだろうか。
...何を言っているんだ、僕は
この両の手に掲げられし、薄き証。
薄きとも、聖女の秘められし黄金郷から帰還できた勇者なり。
黄金持ち帰りし王なり。
右手に王を左手に勇者を
それっぽく語ったが要は、右手にウンカスを左手におしっことウンカス
持たされた挙句、今から撮影ときたもんだ。
魚拓のような感覚なのか、女医は。
「ちゃんと水平に!....そうそういいわよ。そのまま...よ」
彼女は今どんな顔をしてるんだろう
いや、どんな 裸 なのか
両手しか見えない
白く細い腕。指。
綺麗だ。細かく震えてる所が心をくすぐる。
その続きを!腕の接続先を!
これ以上は、確実にアウト。
何をもってアウトなのかセーフなのかわからないが、端から見れば完全にアウト。
半身乗り出してるもの。
その前にその行為がアウトだが、レイはもう理解できないだろう。
パシャッ
「まだよ!まだ撮るから、ね」
パシャ パシャ パシャ
「あっあぁぁぁぁぁぁぁ......」
切られていくシャッター フラッシュが影を飛ばす
その都度、彼女自身が切られ、どこかに飛ばされているかの声。
「うっうぅぅ...」
全裸で自分の排泄物の残留を持たされ、その姿を記録される。
誰が見るかわからない。誰でも見れるかも知れない。
これはもう、死刑だ。
「いいですよぉ。はい、ちゃんとカメラ見て。蘭様のモノだって、他の人が分かる為ですから」
パシャ
「いぃぃ、いや...ひっうっうぅぅ」
両手は小刻みに震えている。
しかし下がることはなかった。耐えている、健気に。
カメラマンの要求を呑む、新人モデル。
いや、無実の死刑囚。
「はい。ありがとうございます。ご苦労様でした。」
モデルに近づくカメラマン
「こちらと写真は検疫に送りますので。」
両手から王と勇者を奪う。
それらを恍惚の表情で見つめる。先に見せた笑顔とは違う。
今にも舌なめずりしそうな顔。宝石のような感覚なのか、女医は。
外からでも汚れが見えるよう、丁寧にフィルム袋に入れていく。
さらにご丁寧に生産者の写真付きで出荷される。
安心安全徹底の波がこんな所にまできてるとは、いやはや。
「しゃ、写真は...大丈夫..なの?誰に見られるの??終わったら...消してくれるんだ...よね?」
「見れるのは検疫係のみでございます。もちろん全ての問題が解決したら責任をもって、これら、写真を含めて処分します。」
「...そ、そう よかった....」
信用できないの一言に尽きる。
ランさんだってそう思ってるはずだ。
女医は危険だ。何かに利用するはずだ。
だけども僕らは無力だ。飲まれるしかない。今は
「それでは不純物チェックの続きに戻りますね。...No1液、もう大丈夫かな...腕をあげますね。」
ランさんの細腕を掴み、チェックしているようだ。
「腋もOK。髪も....OK。んっ、あっ。化粧されていますね。不純物になりますので、除去させていただきます。」

ヌギスタ 投稿日:2019/06/06(Thu) 03:10 No.109
証拠の撮影...
なんてヒドいコトするのでしょうか...
ランさんほどの人に、こんなコトまでするなんて...
まったくもって、許せませんっ...
許せませんけど...
ヌギ...
押絵を書いちゃいました...
くひっ
http://nugisuta.jpn.org/vip/ran3/index.html