投稿日:2018/11/15(Thu) 18:57 No.75

大人の力に怖気づいたのか、カジワラの想いに心動かされたのか

どちらにしろ。


「フフフ。いらぬ問答は無用ですね。それでは再開します。」

奇跡のリトライ。セーブ地点は最悪だが。

「それ、何?」

目に浮かぶ、指さす女医。ランさんの唯一の装備品を。

「こ これは....」

(だ、だめか...万事窮す.....やっぱ)

「蘭様.....」

涙混じりのつぶやき。
これまで心無い科学班その1だと思っていた。
裸検査はただの作業。
美少女だろうがモルモット。実験道具。

感情なきロボット。

しかし違ったようだ。
彼は....カジワラは戦っていたんだ。
彼女の為に  心を殺して

ずっと


女医も戦ってるとか言ってたけど....それって


「あなたの手に持っている物はスカトール。見てください。その茶色いモノ。付着しているモノは、何?」

答えはみんなわかってる
わかってるんだ
言わないといけない
わかってるんだ
けど

「....んち.....」

「声が聞こえません。もっとお腹から声を出してください。」


「....うんち......」


「そうですね。誰の肛門に付いてたモノですか?」


(そうですねって....どこまで何を言わせる気だよ)


「..私......」


「そうですね。それはあなたの ウンカス です。それでは臭ってみてください。」


「えっ!ぃ、ぃ、、ぃゃ、」

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