投稿日:2018/10/26(Fri) 19:37 No.63

「.....」

やっとの思いで開いた、自分の一番の秘密を再び、こじ開けさせるなんて。
こんな酷な事があるだろうか。わざと恥ずかしめているとしか思えない。

「不純物を除いて、リキッドプロテクトをすればこの教室からでれます。お願いします。時間をかけさせないで下さい。」

(もう終わる....もうちょっとだ.....)
隣が終われば自分の番なんて記憶はない。今が自分の番なんだ。

「ほ、ほんとうに.....?」
迷子の幼女の如く。

「本当です。頑張りましょう。」

(そうだ。頑張ろう!)

「なにを...すれば.....」

「はい。お尻の穴を見ますので、前回のポーズをお願いします。」

「ぜ、ぜんかいのポーズ!???」

("ぜんかい"のニュアンスというか意味も違うのにある意味正しいってすごい)
全開なんだ彼女は

「ちょっと体をお借りしますね。失礼します。こう足を広げて頂いて腰を入れて下さい。それで、両手....はいいか。足首を掴んでください。掴んで。そう。そのままで」

体を正されている彼女。マネキンにポーズを取らせているよう。
マネキンの表情は凛々しいが彼女は今、唇を噛んでいるかもしれない。

「ちょっと穴を拡げますよ...ライト持ちながらはキツイわね」
ライト係のカジワラはずっとカチャカチャしている。

「えーと、肛門の状態は.....」

「あああぁ」
もう堪えきれない。しかし一度は耐えた事が凄い。いや、ずっと彼女はすごいんだ。

「あー、これは....」

(なんだ、なにがこれはなんだ)

「えっえっえっ」

見られたくない場所。そして決して自分では見えない場所。見えないが故の反応。

「随分と、まぁ」

「な、なに?えっ?」

「随分と便が付着しておりますが....ご自覚は?」

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