投稿日:2018/10/26(Fri) 15:00 No.60

「カジワラ君、皮を押さえてて。かなりのカスよ、全部取るわね。敏感な部分だからしっかり剥いててよ。」

「はい。...これは難しい..ですね。」

「あっお!やっ、あうぅ...う!はや、く して....くれ..あっ!!」

「もっと剥いててよ クビレが取りにくいわ」

「ふ〜〜〜ふ〜〜 あ!いぃ!い!!....い!....あ ぃぃぃぃ....い!」

(な、なんだなんだなんだ 怖い怖い!!)
断末と呼んでいいのだろうか。切り裂く喘ぎが念仏をかき消す。
レイには隣の部屋で中世の拷問が繰り広げられているように写っている。

ぺちゃん

大きな弾力がある、プリンのような物が床に当たる音。
いや、はっきりわかる。尻もちを着いたんだ。ハダカの尻を床につけているんだ。

「だ、大丈夫ですか!?」
カジワラも慌てるんだな。初めて人の熱を感じたような気がした。

「ふーーー。お疲れ様です。よく耐えて頂きました。同性として尊敬します。少しそのままでお休み下さい。」

彼女から離れていく二人の小声が聞こえてくる。

「このチンカス見てよ。気持ちいいわね、これだけ取れると」

「チンカスって言葉悪いですよ」

「フフフ。いい仕事したわ」

「やりきった感だしてますけど、これからですからね。」

「楽しくなってきたわね。こんな状況なのに」

「.....楽しむ時間はありませんよ」

(助かるのか僕達は。ここから帰れるのはいつになるんだろう...)

強い者はもういない。導く光がもう見えない。
全員肌色の中身を全て見せるしかないんだ。

座り込んでいるで在ろう彼女を想う。冷たい床で冷えたお尻を。

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