投稿日:2018/10/15(Mon) 02:08 No.48

「それではこのウイルスグラファーで、全身のウイルスレベルを測定します。手を降ろし、気をつけの姿勢でお願いします。」

(は、はだかで気をつけ.....)
もう当の昔に想像の範疇を超えている。

1分経過

「両手をあげてください。.......もっと脇がしっかり見えるように。」

(なんてポーズだよ!?なんて!)
レイも同じ脇だしポーズを取っていた。
(裸でこれは、キツイよ。チョット間、キープしないといけない見たいだし....)

「はい。結構です。降ろして頂いて。次は左側を向いて下さい。あっ、引き戸側です。私達に体の側面を向けてください。」

.....ぺたぺた

(こっちを向いている!?あの凛々しい茶髪の子が、すっ裸でこっちを!?)

「はい。気をつけの姿勢でお願いしますね。はい。そのまま。」

向かい合う。引き戸一枚を隔てて。

呼吸がしづらい。音がたてれない。存在を空気にしないと。

(心臓の音が戸を伝って、向こう側に聞こえてるんじゃ.....ああ)

ぎゅっと目をつぶり、耐える事、1分。

「それでは、腰を反らしてください。....逆ですね。......こう....そうそう、そうです。」

「もっと反らせますか?もうちょっと....突き出す....そうですね。そのままでお願いします。」

(ど、ど、ど、ど、どういう状況!?!?!?!?!?!?)

レイは沸騰していた。

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