砲 投稿日:2018/10/13(Sat) 21:01 No.41
僕は校舎3階の教室にいた。この教室は部屋の中央を引戸で仕切っており
二部屋にして利用しているようだ。
「ごめんね。順番があるからイスに座って待っててね。」
女医は引き戸を開け、向こうの部屋に消えた。
少し見えた隣の部屋はここと一緒で普通の教室。
僕は1脚だけ用意されたイスに腰掛け周りを見渡す。
入ってきた扉。ロッカー棚。廊下側の窓。外側の窓の向こうは山。
手に握っている透明バックを見つめる。
(みんな、今頃、服を脱いでるんだろうか....明美さん...あの茶髪の子も..)
ガラッ
ビクっと反射し、ドアを見る。
どうやら反対側のドアが開いたようだ。
「どうぞ、こちらへ」
おそらく科学男子の声。
誰を連れてきたんだろう?そういえば順番があると言ってたな。
まさか僕と同じ境遇の男子???
女子はみんな体育館。教室って事は男子?
もしかして仲間かと勝手に盛り上がる。
「それでは説明したように、服を全て脱いで、バックの中に入れてください。」
女医の声。
(おいおい。隣で誰かが裸になるなんて...まぁ男子だけど....)
そわそわする
(僕もこの後、同じ目に合うんだよなぁ....)
衣擦れの音
脱いでいる!
聞き耳を立てる
バックのチャックを開けて....上着を入れたんだな、たぶん。
衣擦れの音
次はシャツかな
ゴソゴソ
床にあたるこの音は靴だ
シュッ シュッ
靴下を抜いたんだな
気づけばドアにぴったり耳を当てている自分がいた。
漏れる音を聴き、想像を駆り立てる
チャックの音
バックとは違う
もっと小さいチャックだ
!
ズボンを脱いでいるんだ!
衣擦れの音が遅い
ためらっているのかな...
パンツ姿になるんだからな、それはそうだよな
おっ
バックに入れたようだ
(パンツ一枚になってるんだ......)
そこから音が聞こえない
どうした??
もう全部脱いだのか?